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売却相談
売却したい不動産の相場を把握したら、買い手候補の募集や売却の細かな手続きを依頼する不動産会社に相談しましょう。
相談する際には、売却に向けたおおよその計画を立てておくとよいでしょう。あらかじめ決めておく項目は、売却までのスケジュール(期限の有無、早く売却したいか、時間がかかっても良いか、など)と、金額(最低でもこの金額で売りたい、など)です。
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01
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売却物件の査定
不動産会社に相談すると、担当者が不動産の査定を行います。査定は、「いくらで売却できるか」の目安を立てるものです。
査定には、机上査定と訪問査定という2つの方法があります。机上査定は、実際の物件を見ずに、不動産の概要や近隣の売買事例の価格などをもとに査定額を算出する方法です。訪問査定は、不動産の状態や周辺の環境などを担当者が現地で細部まで確認する方法で、査定額の精度は机上査定よりも高くなります。
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媒介契約
複数の査定額やサービスを比較・検討したら、買い手候補を募集してもらう不動産会社を決め、契約を結びます。この契約のことを媒介契約と言います。売り出し価格や売却できたときに不動産会社に支払う報酬、売却に向けた活動の方針や内容も、この契約を通じて決めます。
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売却活動
媒介契約を結ぶと、不動産会社による買い手募集の広告掲載などがスタートします。また、不動産売却の情報が開示されるため、購入を検討する人が土地や建物を見にくるようになります。居住中の場合の内覧は、基本的に売主が立ち会います。
購入検討者が見学を希望する日は週末が多いため、売主に予定がある場合は事前に営業担当者に伝え、日程調整や手配を事前に行っておきましょう。
購入検討者の内覧当日は、室内のなかでもとくに汚れが目立ちやすい玄関回りや水回りの清掃を念入りにし、室内を明るくするなど、良い印象を持ってもらえるように準備しましょう。戸建て住宅などの場合は庭なども片付け、きれいにしておくと印象が良くなります。
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購入申込〜売買契約
購入希望者が現れると、不動産会社の担当者を通じて希望者の「購入申込書」を受け取ります。
購入申込書に記載されている購入希望者からの希望条件(売買価格、支払い条件、スケジュール、融資の利用予定、その他)を検討し、不動産会社を通じて条件等の調整を行います。そして、売主と買主が合意した場合は売買契約の準備をしてもらい、売買契約の手続きへと進みます。売買契約書には、売買価格、売買する不動産に関する情報、引渡し時期などが明記されます。
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決済・引き渡し
売買契約後の決済では、手付金を差し引いた売買代金の残代金を受領し、引き渡し日を基準として固定資産税や管理費(マンションの場合)等の清算を行います。決済が完了したら、引き渡し日に売却する不動産の引渡しを行います。
売却する不動産に住宅ローンの残債がある場合、金融機関の抵当権が設定されていたら抵当権を抹消する手続きが必要です。手続きには時間がかかりますので、事前に金融機関に確認する必要があります。決済時に行う所有権移転登記等の申請は登記を代行する司法書士に依頼します。
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売却の流れ
FLOW